だと思う。
たぶん。
あとは豆苗サラダかな。
前日に牧志をうろうろしたついでに安い八百屋(奥間果物菓子商店)で野菜を1週間分爆買いしたので、野菜充実メニューです。
野菜つながりで、沖縄の野菜事情を。
さらには、リタイア移住、老後移住についての所感を。
以下、つらつらと。
当サイトでは沖縄の物価が高いということを折りに触れてお伝えしておりますが、ご参考までに、2019年8月某日、某スーパーでのお値段をば。
※情報はすべて2019年8月現在。
▼1玉ですよ?しかも、そんなに大きくない。
シーズン(梅雨前)だと地物トマトが結構安く買えますが、夏場はたぶん暑すぎて育たないのか、高い県外産しか見ないです。
夏場のトマトはほぼ、缶詰かジュースで乗り切ります。
▼3個しか入ってないのに?
ジャガイモも旬の時は地物が安くなるから食べられるけど、旬でない時は滅多に食べないです。
高すぎる。
▼つまり1玉100円。これも全然大玉ではない。
玉ねぎは近くのスーパーで売り出しで2玉100円なので、それを狙います。
ほんとはそれすらも高いと思うけど、近所ではその価格が底値なので。
安い時に大量買いしてみじん切りにして冷凍するという手も使いましたが、去年の台風24号による33時間停電(うちはね。もっと復旧に時間がかかった地域もたくさんあります)で、冷凍は全くあてにしてはいけないということを学んだので、やめました。
夏の冷凍庫は保冷剤とちょっとの食料以外、モノ入れちゃダメなんだ、と。
アイス食べない(=買い置きしない)家だったのが、せめてもの救い。
友達は停電になった瞬間、暗闇でアイス7、8本を一気に食べたそうな。笑
▼無理無理無理無理。
ま、ちょっと高級なスーパー値段なので、これは特例。
桃に関しては1玉300〜500円前後が相場かなあ。
安くても2玉で500円くらい。
九州の田舎みたいに規格外や少し傷んだイチゴ1パック100円とか桃1玉100円とか、沖縄では1度たりとも見たことないです。
この土地で採れない=輸送=生鮮だから空輸必須、ってなると、どうしてもお値段がね。
仕方ないとは思います。
▼これも無理。あ、でも、シーズンになれば、1株100円前後にはなります。
地物野菜はもちろん安いです。
パイナップル(規格外1玉200円〜)や空芯菜やパクチー(1束各100円前後)なんかは、ものすごく安く買えます。
でも、本土で食べられている一般的な野菜は、だいたい高いです。
なのに沖縄の収入は本土の何分の1レベルだし、家賃は本土並み、もしくはそれ以上。
例えばですが、最近郷里北海道のご高齢のお母さまを呼び寄せた同僚が、モノレールが那覇のお隣、浦添(うらそえ)まで延伸したせいで浦添市の地価があがり、2DKで月7万円の家しか借りれなかった、と嘆いていました。
お年寄りだからとエレベーター付の物件を探すと、ベッドタウンの浦添でも 2DK 最低6万円台以上 のものしかないそうで。
福岡は学生街がいくつもあるから、家はもう少し安く借りられるもんなー。
花粉は無いしPM2.5も光化学スモッグも黄砂もほとんど飛ばないので気候は最高ですが、物価に関してはかなり住みにくいです、沖縄。
人に関しては、どの地域にも色々な人がいるので一概に言えませんが、私の周りの沖縄女性はみなさん働き者で、優しくて、色々よくしてくれます。
面倒見の良い方が多いです。
男性は……苦笑。
あ、でも、本土人だからと差別されたことは、近所でもどの職場でもあんまりないです。
基本的にはリベラルで良い人が多いし、色々教えてくれて親切。
そこは男性も女性も変わらない。
他所者に対して優しい人が多いです。(私の周りは)
業界未経験で得体の知れない本土人の私を雇ってくれてる社長なんてリベラル以外の何者でもないし、同僚もみんな良い人ばかりです。
ただ、働かないってだけで。
そんなこんなで実際に沖縄に住んでみると、若者はともかく、リタイア移住・老後移住をご希望で且つ富裕層ではない方々には、沖縄はあまりオススメできないと思うようになりました。
我々もたぶん、老後は沖縄にはいられません。
経済的に無理じゃ。
理由その1。
まず、年金と物価の釣り合いがおかしい。
年金の受給額は全国どこでも同じなんだから、物価は絶対安い方がいい。(←株や不動産所得などの不労所得は含まず、純粋に年金だけだとしたら)
若者はまあ収入が少なくてもダブル・トリプルワークで何とかなるけど、年金は何とかできないですからね。
この灼熱の地でご高齢で働くのはかなりツライと思います。
私自身、先月まで本業(IT系)、副業1(観光業)、副業2(ストックフォト)でトリプルワークといえばトリプルワークでしたからね〜。
今は本業とストックフォトの2本ですが、副業は副収入といえるほどは稼いでないです。わらい。
食事に関していえば、毎日食べるものが高いので、切りつめようがないです。
沖縄で安いのは、地物野菜と炭水化物だけです。
沖縄そばのゆでめんとか、大量生産の食パンとか。
地物野菜だって郊外の産直でないと安くないので、都市圏住まいで車がなくてスーパーしかない環境の我々にとっては、あんまり恩恵がないです。
住まいに関していえば、前述のとおり賃貸の家賃も高いし、マンションを買おうにも4桁万円台以上のものばかりで、3桁(数百)万円で買える物件は少ないです。
調べたらどなたでもご理解いただけると思いますが、2019年8月現在、沖縄で数百万円で買える物件は1ルームか、那覇から遠く離れた島中部や北部の郊外ばかり。
あとは、築年数が自分の年齢以上のマンションとか。笑
本土の家を売って沖縄の家を買って移住とか、危険きわまりない。やめた方がいい。移住失敗のための逃げ道は持っておいた方がいい。と思うのです。←個人の感想。
理由その2。
病院。
公共交通機関で楽に行ける病院は限られています。
=車がないと何もできない。
お年寄りに運転は酷だし、沖縄はタクシー料金が他地域より安いと言っても、回数を重ねれば結構な額になります。
家人は持病の治療に専門医がいる隣の市の病院に通ってますが、毎月バスで通うので結構大変そうです。
一応、病院に通える範囲での家を探したので通えてはいますが、病院を基準に家を選ぶと辺鄙なところになってしまうので通勤が不便になり、家探しも大変でした。
理由その3。
ある程度の年齢だと、沖縄のご飯に馴染めない人が多い。
私も家人もおかんも沖縄メシが大好きなのでこれは我々には関係ないですが、やっぱり本土の人は沖縄料理の好き嫌いが分かれるようです。
実際うちも、身内2人が「沖縄はご飯が合わない」と言います。(美味しいのに!!!)
やっぱり年配の方は慣れた地元料理がいいでしょうから、毎日の食事となると、沖縄のご飯は合わないと感じる方が多いようです。
副業の同僚に東京出身者がいて、沖縄料理をディスって沖縄県民同僚から総スカンくらってた方もいたなあ……。苦笑
結論として、サーフィンが好きとか、マリンスポーツが好きとか、釣りが好きとか、お金が余ってしょうがないとか、そういう趣味がある方に沖縄移住はとってもオススメですが、良い気候でのんびり余生を過ごしたいとかいう方には、あんまりオススメできないなあと思います。
物価が高すぎて、心が全くのんびりできない。
もちろん、お金に余裕がある方は、全然問題なく沖縄で暮らせると思います。
と(と金)があれば、何だって揃えられますし。
(送料無料、一部地域を除くの一部地域だけどね!)
TverとHuluがあれば、日テレとテレ東がなくてもまあ、何とかなるし。
ということで、我々は早いうち(40代)に沖縄に来てよかったです。
つくづくそう思います。
ここである程度の年齢で転職したり、老後を過ごしたりするのは無理だときっぱり分かったから。
大好きだしできればずーっと住みたい土地ですが、いずれ親の介護で九州に強制送還されたら、たぶんもう沖縄には戻って来られないんじゃないかなー。
その頃は年齢的に、沖縄への転居と転職がアウトな気がします。
まず、転職できないと家が借りられないし、契約社員・パート・アルバイトの仕事ならいくらでもあるけど、ミドルエイジ向けボーナス付正社員の仕事があるとは思えない。
かといってこの物価だと、自分の年金だけでは絶対に暮らせないし、そもそもそれだと絶対に家が借りられない。
(沖縄に来た時、当然ですが無職には貸してくれない物件が結構ありました。当時我々は2人とも無職だったので、最終的に「ある程度貯金持ってればいいよ」という条件をクリアして、今の家に住んでいます→詳しい経緯)
ま、人生どうなるかは分かりませんが。
一発逆転して沖縄に不動産を持てば、戻って来られなくは……やっぱ無理じゃ。
なんくるないさーとは全く思わないけど、なるようになれ、とは思います。
人生にはどげんもならん時がありますもん。
それなりに努力しないと、何とかはならない。
余談ですが、なんくるないさーはあの部分だけではありません。
「真(まくとぅ)そーけーなんくるないさ」というのが完全形で、(人として)正しい行いをしていれば何とかなるものだ、の意。
あくまでも正しい行いをしていないと、何とかならないのです。
適当に生きてても行き当たりばったりでも何とかなるわけではないのです。
安易に移住しても、何とかなりません。
ということで、5年後にはこのサイトが沖縄発信ではなくなっているかもしれません。(いや、そもそも5年も続くのか……?)
それまでは大好きな沖縄を満喫したいと思います!
以上、沖縄の物価・移住に関する独断と偏見に満ちた 個 人 の 感 想 でした。
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