沖縄で「ぜんざい」といえば、熱い食べ物でも冬の食べ物でもなく、冷たくて夏に美味しい食べ物です。
なぜならば、ビジュアルがコレ(アイキャッチ画像の、かき氷的物体)やから。
そもそも材料が小豆やないし。
金時豆やし。
そしてかき氷のってるし。
ご家庭によっては、うずら豆なんかもぜんざいになるようです。
(道の駅にいた地元マダム情報。この豆どんな料理に使うんですか?と訊いたら、「ぜんざい!」と返ってきました)
なぜ小豆ではなく金時豆なのかというと、戦後米軍物資として金時豆が出回ったから……と色々なサイトに書いてあります。
沖縄ならではの特殊な事情ですな。
どうでもいい話ですが、沖縄で就職し、冬に小豆のぜんざいを作って会社に持って行った時、大半の人が冷やしたままがいいと言ってそのまま食べていたので、本当に文化圏が違うなあと。
小豆でも冷やすんだ。
まあ、私も好きですけど。
あの、とろみがついた冷えた小豆ぜんざい。
で、話がだいぶん逸れたけど、その「ぜんざい」で有名な「千日」に行ってきました。
那覇市久米にある老舗です。
モノレールだとちょっと行きにくい場所です。
旭橋駅もしくは県庁前駅と、海の間っていう……。
どちらの駅からも徒歩15分くらいですかねえ。
昭和感漂う、風情ある佇まい。
クーラーではなく扇風機で窓全開ってとこが、何とも素敵。
お店の入口横は、たい焼・今川焼スペースになっています。
メニューはこれだけ。潔し。
※2018年9月現在。
お昼だったので、取り急ぎ沖縄そば550円(税込)。
料理はカウンターで頼み、カウンターで受け取るセルフ方式です。
カツオ系のあっさり出汁でした。
紅生姜は注文時に入れるか入れないか訊いてくれます。
三枚肉は甘め。
うまし。
麺は平打ちの茹で麺。
もそっとしてスタンダードな沖縄そば感。(ディスりではないです)
コーレーグス(コーレーグースともいう)は、泡盛に島唐辛子を漬けたもの。
私はアルコールがダメなので入れませんが、入れたら 酒臭く 辛くなります。
千日といえばぜんざい(かき氷)でしょう!
ということで、ぜんざい(かき氷)もいただきましたよ。
同僚はぜんざいではなく苺ミルクのかき氷、私はスタンダードにアイスぜんざい。
どちらも懐かしい味です。
昭和からずっとこうなんだろうな、って味。
アイスぜんざいの底には、甘い金時豆がこれでもか!ってほど入っています。
豆は甘いけど氷で薄まるので、食べ進めると甘さが丁度良くなる感じ。
氷はものすごくふわふわなわけではないけど、割と柔らかめでした。
あんまりジャリジャリしてない優しい食感。
普段あんまりアイスや大量の甘いものを食べないので、久々にこの量のかき氷をいただきました。
美味しかった!
そして豆のせいか、夕方になってもぜんっぜんお腹が減らんです。笑
※すべては個人の感想です。
家人へのお土産に、たい焼きば1尾買うてさしあげました。
喜んでくれるかな。
2018年9月現在の営業時間
11:30~20:00
11:30~19:00 [冬期]
日曜営業
月曜定休
ちなみに「金時豆のぜんざい」は、沖縄ではカップ(もずくやプリンのような、透明なカップにビニールで蓋をしたような形状)やレトルトで売られています。
(下記商品は千日さんとは関係ないです。オキハムさんのです。)
このレトルトをおうちでカキ氷の底に敷けば、沖縄気分が味わえるかもしれません。
ごちそうさまでしたっ。
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