ふちゃぎラプソディー

ふちゃぎとは。

他県民にとって謎の食べ物である。
見た目はちょっとオーム(ナウシカのアレ……)っぽいし、一見あんこ餅に見えて実は味がない。
結論から言えば、味のない蒸し餅に塩茹でした小豆をまぶしたもので、小豆が落ちないよう餅も小豆も固めで、食感はバリカタ餅のぽっそぽそ豆(らしい)。

ふちゃぎ@wiki

上司(生粋のうちなーんちゅ)は

「(うちなーんちゅは)よくあんな不味いもん食う気になったよな……」

と言い、同僚(同じくうちなーんちゅ)は

「なぜあんな不味いもんをわざわざ食べないかんのか。私は母があれを作る時だけは絶対に手伝わなかった」

と言い、周りではおしなべて不評な食べ物です。
というか、好きと言う人を見たことがない。
お前も食べたら絶対に不味いって言うはず!と上司。

なぜそんなに不味いものがなくならないのかというと、縁起物だから、ということもあるけど、選挙で「票を集める」という験担ぎで使われることもあるから、というのが同僚談。
支持者が候補者に差し上げるんだそうで。

えっ、でも不味いんでしょ?

とはいえ、最近は甘い餅に甘い小豆がついた「甘ふちゃぎ」が主流で、味のないものはほとんど見かけません。
甘くないのはどこで買えるのか同僚に聞いたところ、家庭で作るものなのであまり売ってないんだそう。

十五夜に食べる縁起物ということで、一昨日の仲秋の名月の日、郷に従って買うてみました。

ふちゃぎ

甘いのしか売ってなかったけど、これは普通に美味しかった。
ショッピングモールの和菓子売り場で甘ふちゃぎ片手にマダム達が行列を作っていたので、きっとこの先もふちゃぎは永遠に生き残る気がします。

いつか甘くないのを食べてみたいです。
どんだけ不味いのか。

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