重箱

サン

最近、ご近所に新しい仲良しさんが増えて、何かと気にかけていただいています。

我々が今の家に住む前からご近所にいらした方で、前々から挨拶は交わしておりましたが、何かをいただいたりあげたりするようになったのは、最近。

この「今回新しく登場したご近所さん」も「当サイト既出のご近所さん」と同じくらい、物凄く料理がお上手で。
何をいただいてもめちゃくちゃ美味しい。
家人と「ここんちの子に生まれたかったね」と話すくらい、いただく何もかもがとにかく美味しいのです。

で、先日、土用の丑の日が近かったからか、そのご近所さんからおうなぎ様(←うちでは買えないので敬意を込めて様づけ)をいただいたわけですが。

重箱

えっ。
2人暮らしに普通サイズの重箱2段!?

というツッコミはさておき、重箱の上に紙(たぶん割り箸の袋?)を折り曲げたものが。

これ、沖縄で人様に何か食べ物をあげる時につける魔除け(≒お守り)なんだそうです。
食べ物の匂いにつられたマジムン(魔物)や悪霊や餓鬼が寄ってこないように、ということらしい。

いいですねー、こういうの。
ほっこりします。

本来はススキで作るそうですが、現代ではこんな風にちょっとした紐も利用されるらしい。
あ、写真的にサンがこの向きで合ってるのかは不明です。
たぶん結び目が上な気がしますが、定かではないです。

沖縄出身ではないのでそこまで明確には区別がつかないのですが、沖縄にはこういった草を結んだ魔除けが何種類かあります。

一般的に

  • サン:ススキ1本を結んだもの。ちょっとしたおすそ分けにつけるのはコレ。紐やリボンで代用する場合も。
  • ゲーン:ススキ3本を結んだもの。年3回の家を拝む行事の時に、敷地の四隅に置く。
  • シバサシ:サンに桑の枝を束ねて、旧暦8月9日~11日の行事にだけ使う。家や小屋の四隅に置く。

ということらしいです。
※家庭や地方によって置く場所や時期はビミョーに違うかも。

↓こんな感じでお店や人様んちの玄関先でちょいちょい見かけます。

サン

これは……ゲーンかな。たぶん。

しばさし

こっちは産直で売られていたシバサシ。

石敢当も石獅子もそうだけど、昔からある魔除けが今も息づいているっていいなあ。
間違いなく、沖縄のいいところだと思います。

ちょっと脱線しますが、ストックフォトやってるとこういった写真を自前で用意できるので、そこは結構な強みです。
写真の著作権一切気にしなくていいので。
(いうまでもなくこのサイト写真は全部自前)

あ、写真にキャラが写ってるとか特定の人物、特定の商品が写ってるとかいう著作権はまた別の話です。
誰が撮ったかという意味の著作権です。

うな重

ところで重箱ですが、2段とも目一杯コメが詰まっていました。
野球部の男子高生が食べる量ではなかろうか、このコメ。

中身

ペットボトルと比較したらお分かりかと思いますが、これ、弁当箱とは違って運動会で家族向けで使うような、普通の大きさの重箱です。

鰻

うな丼とう巻きがそれぞれに。

うなぎはご自身で味付けしなおすんだそうで。
甘いより、しょっぱい寄りのタレが、めちゃくちゃ美味しい!!!
ご近所さん、天才!!!

さすがに食べきれない量だったので、1段を半分こし、残り1段は翌朝いただきました。
朝からうなぎ。
しかもしっぽではなく頭の方て。

ご近所さんの愛をしかと受け止めました。

ありがとうございました!!!

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