琉球伝統菓子

新垣ちんすこう本舗

ネットでは「もらって嬉しくないお土産」にランクインする、沖縄名物ちんすこうですが。

それは量産された変なフレーバーのついた美味しくないちんすこうやからや!と声を大にして言いたい。

伝統的に小麦粉、砂糖、ラードだけで作られた、ちゃんとしたお店のものは、ほどよい甘さで絶妙なほろほろ加減で、美味しいのです。
個人の感想ですが。

私の一押しは黄色い包装紙の新垣ちんすこう。
個人の好みですが。

といいつつ、今回はちんすこうではなく、このお店の別の琉球菓子のお話。なんじゃそりゃ。

琉球菓子

どーん。

綺麗でしょう。

新垣ちんすこう本舗の、琉球菓子です。

※上の写真も含め、 以下3枚の写真は写真AC(無料)の販売ページに飛びます。

  • 千寿糕(せんじゅこう:「こう」は米へんに羹の上半分の字)
  • 闘鶏餃(たうちいちゃう/たうちぃちょう)
  • 花ぼうる

▼千寿糕

千寿糕

▼闘鶏餃

闘鶏餃

▼花ぼうる(この写真は通らなかったので、これだけリンク先の写真の構図違います)

花ぼうる

先日、道産子Mが来た時、乗った飛行機の機内誌に琉球菓子が載っておりまして。

▼JTAの機内誌Coralway
コーラルウェイ

写真が綺麗で繊細で、記事内容も素晴らしかったので、道産子Mに売っているお店を教えるついでに、自分も買っちゃいました。
伝統を大事にすること、大事。

新垣ちんすこう本舗

お店は、国際通りに2軒あります。
ちんすこうはスーパーや土産店でも売られていますが、この琉球菓子は店舗でしか買えないんだな。
(千寿こうについては、公式サイトでの通販もあります。リンク貼っていいのか分からないので貼れない……)

千寿こう

花ボウル

花ぼーる

情報はすべて2019年1月現在です。

原材料

花ぼうるは潔いほどに小麦粉、砂糖、卵しか使われていないので、想像通りの、昭和の固いクッキー味です。
サクサク感とか求めちゃダメです。

ガッキガキの素朴な固さで、懐かしい味。
この形にするの、難しそうだなあ。

千寿糕はピーナツバター、ごま、きっぱんを混ぜたあんを、小麦粉とラードのパイ生地で包んで焼いたもの。

闘鶏餃はピーナツバター、ごま、きっぱんを混ぜたあんを、小麦粉とラードのパイ生地で包み、餃子のような襞をつけて揚げたもの。
ひだが鶏の鶏冠のように見えるので、闘鶏餃。

お気づきでしょうか。
材料は、全く同じだってことに。

中身

だからほら。
中身は一緒。

中身

焼くか揚げるかの違いなんだそうですよ。
byお店のマダム

どっちも好きだな〜。

くんぺん(こんぺんとも言う)みたいなもさもさもったりした餡の中で本当にかすかに、きっぱんの爽やかな香りがするのです。
昔はすごくご馳走だったんだろうな。

え?
くんぺんが分からない?

これです。

ピーナッツを砕いた、もっそもその唾液取られる系の餡が美味いのです。
沖縄この手のお菓子多いな。笑

小豆あんのような水分は全くありません。
粉っぽい感じ。
ピーナッツがいい仕事するんです。

最後にきっぱんのお話。

きっぱんは「桔餅」と書き、沖縄で作っているところは1社しかありません。

向田邦子を読んだことがある方は、目にしたことがあるかもしれません。
お父さんが沖縄土産でよく買ってきた、というエッセイがあります。

きっぱんはクニブやカーブチーなど、沖縄特有の柑橘類の内皮を砂糖で煮詰め、砂糖の衣で覆ったもので、なんだろ、羊羹とかゆべしみたいな練り物の部類に入るのかなあ。
食べる時は薄く切ります。
甘いので、丸ごとどん!ではないです。

柑橘の爽やかな香りと、コーティングされた砂糖の甘さが何とも言えない味ですが、やや大人向けかな。

公式サイトによれば、「みかんの皮をむく作業から、きっぱんが完成するまでに丸四日」かかるそうで。
あまりに手間暇がかかるので段々と廃れ、今では謝花きっぱん店1軒のみが作っているのです。

今回の琉球菓子とはお店が違うので買っておらず、写真はないです。
見てくれはみかんと同じ形で、砂糖で真っ白なんですが、切ると中は薄緑色の、何某かの練り物っぽいごにょごにょ。←説明できない。

気になる方は公式サイトや通販サイトを検索されてみてください。
リンクフリーか分からなかったので、貼れない。

以上、奥深き琉球菓子の世界でした。

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