仕事の合間に北海道で買うたホンコンやきそば消費。
このスパイスは何の匂いだろう。
嗅いだことがあると思うけど、思い出せない。
野菜を足した分、どろソース足しました。
スパイシーで、うま。
やっと、中勘助の『銀の匙』を読破。
ざっくり言えば、作者が叔母さんに育てられた幼少期の思い出を語る小説なんですが。
この人の情景描写も漱石と同じくらい、実際に見ていなくても脳内に広がります。
五感のすべてが刺激される文体。
明治の人は偉大だなあ。
戦争に対する考え方も凄い。
この時代にそれを言えた勇気も凄い。
「先生、日本人に大和魂があれば支那人には支那魂があるでせう。日本に加藤清正や北条時宗がゐれば支那にだつて関羽や張飛がゐるぢやありませんか。それに先生はいつかも謙信が信玄に塩を贈つた話をして敵を憐むのが武士道だなんて教へておきながらなんだつてそんなに支那人の悪口ばかしいふんです」
自分だったら、みんなが日清戦争を支持したあの時代に、世論に流されず、ブレずにこれを堂々と言えるだろうか。
いやあ、面白かった。
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